大麦若葉のみを原料にしたファイン「大麦若葉100%」。
ネットの口コミ評判も高いので、気になって買ってみました。
粉末から青汁をつくる過程を紹介すると同時に、青汁の飲みやすさや原料、栄養成分について評価していきたいとます。
目次
ファイン「大麦若葉100% 袋タイプ」の製品情報
主原料 | 大麦若葉 |
内容量 | 100g (約20日) 330g (約66日) |
種類 | 粉末袋タイプ |
販売者 | ファイン |
ファインの大麦若葉100% 袋タイプは、袋の中にそのまま青汁の粉末がつまっています。毎回、自分で飲む分の粉末をスプーンで取り出すタイプの青汁です
最近主流のスティックや小分けされた袋はありません。
顆粒タイプではない?
商品紹介には「飲みやすい顆粒タイプに仕上げました」と記載されていますが、実際には非常に細かい粉末です。
顆粒というのは小さな丸い粒状のことを言うと思うのですが。小さい粒状の顆粒タイプを期待している人は、注意してください。
商品の種類
ファイン「大麦若葉100% 袋タイプ」には、100gと330gの2種類があります。
330gは「ファミリータイプ」とあるので、家族で一緒に飲めるような大型サイズです。
100gは約20日、330gは約66日ほどの内容量になります。※1回あたり5〜10gを目安に作られています。
今回、私は100gの小型タイプを購入しました。粉末量の違いだけで、成分や原材料に変わりはないようです。
ファインの青汁の外観
開け口はジッパー構造。少し問題が・・・
袋の上部はジッパーになっています。少しここでつまづきました。
まず、切り取り線を手で切ろうとしてもなかなか切れません。よくありますね、こういうの。なんとか悪戦苦闘してようやく切ることができました。
ところが切った位置が少し悪くて、ジッパーが出てきませんでした。仕方なく、今度はハサミで少し下を切ると、ようやくジッパーが出現。
私の切り方も悪かったのでしょうが、少し雑な作りだなと感じました。
小分けされてない袋タイプは面倒くさい?
私は今まで、スティックや袋の小分けタイプの青汁しか買ったことがありませんでした。
最近はほとんどの青汁がスティックタイプであることと、自分で軽量するタイプは面倒という印象があったからです。
実はファイン「大麦若葉青汁100%」も小分けされた袋タイプだと思って買ってしまったのでした。
ただ、実際にスプーンで軽量してみるとそんなに悪くありません。このレビューを書いてる時点では2回しか飲んでいませんが、予想に反してそこまで面倒ではないと感じました。
そもそもスプーンはスティックタイプでも混ぜるのに必要になるので、用意することに変わりはないという点。
ただ、難点は大さじ1杯というのが、わざわざ計量スプーンを使うのであれば話は別ですね。
程よい大きなスプーンがあれば、それを使うようにすれば問題ないと思います。
個人的には初めての青汁としてはどうかと思いますが、すでに青汁経験者であれば、特に苦になる作業ではない気がしました。
粉末と水の溶けやすさ
大麦若葉の青汁でも、商品によって溶けやすさが全然違います。実際に水に混ぜて評価していきます。
100mlの水に、大さじ1杯を入れました。
スプーンで混ぜる前。おせじにも美味しそうではないですね。
かき混ぜていきます。
写真ではかなり濃い青汁に見えますが、ものすごい薄い色です。写真写りの問題ですね。
かき混ぜてる途中でスプーンですくってみると、粉末がダマになってしまいました。ダマというにはかなり大きいですが。
このように残ると、なかなか落ちません。
数十回かき混ぜた後、もう一度チェックしてみるとまだ残っています。
喉ごしは?粉のザラザラ感は少ない
それでは実際に飲んでみます。
粉が非常に細かいおかげでしょうか?あまりザラザラした感じはありません。
同じく大麦若葉100%で有名な山本漢方の青汁に比べて、粉っぽさは少ないと感じました。粉末の細かさが影響しているのでしょうかね。
甘さは?
この青汁は甘くはないです。
う~ん、久々に素の大麦若葉の味を味わった気がします。いや〜そっけないですね。味に関しては全く期待しない方がいいです。もっと言えば、水で飲むのはあまりオススメできないかもしれません。
実は数時間前に大麦若葉の青汁を飲んだばかりですが、ホコニコの酵素青汁は本当にあっさりしたシンプルな味です。
私は青汁に甘さを求めるタイプではありません。フルーツ青汁などは苦手です。
これだけ甘さを感じないのだったら、さぞかし低糖質なのだろう!と栄養成分を見てみると
糖質1.85g
悪くはないです。ですが、あれだけ素っ気なさを感じさせたのだから、もう少しすごい数字を叩き出してほしかったです。青汁は生産時期によって、味や色に違いがあることもあるでしょうが・・・そういうレベルではない気がしますね。
他社の濃厚な青汁になれてしまったのかもしれません。かなり物足りなさを感じてしまいました。
苦さ
苦さや青臭さといったネガティブな要素はありません。甘さのところで触れたように非常にシンプルな味なので、甘さも苦さも本当に少ないのです。
粉末を2倍の量で飲んでみた!
今度は量を2倍に増やして飲んでみました。
さぞかし濃いだろうと思いきや、それほど変わりありません。さすがに先程に比べればマシになったかもしれないかな?という程度です。
青汁の味がほとんど感じられませんね。どうやら、このファインの青汁に濃さを求めてはいけないようです。
薄味というメリットを活かすべき、と考えを改めました。
ファイン「大麦若葉青汁100%」の特徴
良い点
- 薄味であっさりした仕上がりなので、飲みやすい
- 粉末特有のザラザラ感は少ない
悪い点
- パッケージの開封部分が開けづらい。開ける目印が悪くて、2回切る必要があった
- 袋やスティックに小分けされていないので、毎回スプーンで軽量する必要がある
- 粉末が細かいので、封をあけると粉が舞う
- スティックタイプのように密閉されていないため、一度封を開けたらなるべく早く飲む必要がある
ファイン「大麦若葉青汁100%」の特徴を活かした飲み方
個人的にはファイン「大麦若葉青汁100%」は、水で普通に飲むのに適した青汁ではない、と感じました。
好みもあるので、問題なく飲める人には良いでしょうが、個人的には薄味すぎて物足りないと感じたためです。
そこでオススメなのが、他の料理や材料に混ぜて青汁を飲んだり食べる方法です。
例えば、アイスに青汁の粉末を食べる方法。
私は以前、スティックタイプの青汁をアイスに混ぜたところ、粉末量が多すぎて失敗してしまいました。
スティックの半分を入れたりすればいいのでしょうが、中途半端に残るのが嫌でした。
そこでファイン「大麦若葉青汁100%」の出番です。
自分で好きな量を計量できるので、粉末量は自由自在です。少しずつ足していく、という方法もOKです。
また、味も濃くないのでそれほどアイス自体の味を損なうことなく、あくまでサポート役に徹することができます。
これでアイスを食べながら野菜の栄養価も摂るということができるわけです。
その他にも鍋などの汁物にも良いのではないでしょうか。色も薄めなので、他の青汁に比べて、それほど色に支障がなさそうです。
そして、味もやはり劇的に変えることはないので、縁の下の力持ちとして野菜不足を補ってくれるでしょう。
原材料と栄養成分
原材料
ファイン「大麦若葉100%」は、その名前の通り大麦若葉だけで作られた青汁です。
普通じゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、最近の青汁では珍しいです、色々な添加物が含まれていたり、他の野菜とミックスしているタイプも多いです。
原材料 | 大麦若葉末 |
添加物 | なし |
栄養成分
ファイン「大麦若葉100%」の主な栄養成分を表にまとめてみました。
栄養成分名 | 値 |
---|---|
カロリー | 16kcal |
タンパク質 | 0.95g |
糖質 | 1.85g |
食物繊維 | 1.27g |
ビタミンC | 2.2mg |
ビタミンE | 0.41mg |
葉酸 | 30.5μg |
カルシウム | 15.5mg |
マグネシウム | 6.45mg |
カリウム | 192.5mg |
リン | 16.6mg |
4つの基準をクリアした安全性の高さ
ファインの青汁は、安全性の高さを評価することができます。まず、無添加ということでも珍しいですが、原料は国産のみ。
そして、残留農薬検査のクリアと、ISO9001認証の自社工場など、安全性で気になるポイントはすべてクリアしていると言えます。
- 添加物なし
- 国産の大麦若葉のみ使用
- 残留農薬検査532種類をクリア
- ISO9001認証の自社工場で製造
100gと300gお得なのはどっち?
100gと300gのAmazon価格を比較してみました。
100g | 300g | |
---|---|---|
価格 | 512円 | 1,497円 |
送料 | 350円 ※Amazonプライム会員は無料 | 350円 ※Amazonプライム会員は無料 |
内容量 | 100g およそ20杯分 | 300g およそ60杯分 |
1杯あたり | 43円 | 31円 |
返金保証 | なし | なし |
予想通り300gの方が1杯あたりの価格は割安になるようです。Amazonプライム会員や2000円以上買えば送料は無料になるので、さらにお得に買えますね。
口コミ、ネットの評判は?
ネット上の口コミを好意的な意見と否定的な意見、両方を確認してみましょう。口コミの後のコメントは私の見解です。
ポジティブな口コミ
袋には顆粒タイプと書かれていますが、中身は細かい粉末で、造粒された状態の顆粒には見えません。そのため、計量したり袋を閉めたりする際に粉が舞います。水への分散性は良好で、ダマはほとんどできません。
水に混ぜるときれいな濃い緑色の液になります。味は大麦若葉特有の味がしますが、割と飲みやすい味です。
国産の大麦若葉が使用され、原材料は大麦若葉末だけなので、安心して飲めます。
ダマはほとんどできない、という点が私とは違い興味深いと思いました。やっぱり、作り方によって印象は異なりますね。
それ以外はほとんど私と同じ意見でした。
それにしても「顆粒タイプ」に関しては謎ですね。記載間違いなのか、修正しようとしても間に合っていないのか。
青汁は色々出ていますが、原料を見ると色々添加されているものも多いです。
もちろん青汁+効能を期待するならばそれもありですが、野菜がわりに摂るのならばなるべく添加物がない方が私はいいと思っています。
こちらは大麦若葉100%ということで若干溶けにくさもありますが、しつこくかき混ぜれば大丈夫です。
味はすっきりしていて青臭さは感じません。
この方のように添加物が気になる人にとっては、良い青汁ですよね。その分、溶けやすくする添加物を使っていないので、溶けにくさというデメリットがあるのだと思います。
ネガティブな口コミ
【九州産】と謳っている日本薬健のものより【国産】ですが、何か緑色が濃いというかやや黒っぽい印象を受けました。
失礼ながら、国産であることと、色の濃さはあまり関係はないのでは?と思いました。
また、薄いきれいなグリーンの方が好まれるのでしょうかね?濃い色の方が栄養価も高そうで、良い印象を持っていたのですが、人それぞれですね。
これは詐欺か、商品紹介には、国産、532の残留農薬検査と記載、現物にはニュウジーランド産使用ー製作は国内?
私が買ったパッケージには「国産原料使用」とあり、「ニュージーランド産」という記載はありませんね。
表記を信じる限りは、国産原料で間違いなさそうです。
総合評価
口コミの評価は非常に高く、ネガティブな評価は少ない印象でした。
ネガティブな口コミもあまり適切な指摘ではないように感じました。ファインの青汁を持ち上げるような形になりましたが、個人的にはあまり高い評価ではありません。好みの問題もありますが、味が薄味すぎて水で飲んでいくにはきついな〜と感じました。途中で紹介しましたが、料理に混ぜたりする分には薄味や色が薄い弱点をカバーできるので良いと思いました。
料理で使うには量を自由に出来たほうがいいので、小分けタイプよりもファインの青汁は向いてると思いますね。
ファイン「大麦若葉100%」は、青汁初心者が最初に買うタイプの青汁としては、自分で計量する必要があったり不向きな気がします。
薄味に抵抗がなくて、大量に青汁を飲みたい人には良いかもしれません。また、スティックタイプの青汁をメインにしてる人も、料理に入れる用として手元においておくと何かと使い勝手がよくて便利です。
コスパもいいので、家族用の料理にドサッといれたりといった大胆な使い方にも良いかもしれませんね。スティックタイプでコスパの良い青汁はこちらです。