ケール青汁 大麦若葉の青汁 青汁の比較

【大麦若葉とケール】栄養価の違いは?効果別に徹底比較!

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青汁の原料でも人気を2分する大麦若葉ケール

「どのような違いがあるのか?」「どちらの青汁がおすすめなのか?」

栄養価の高さや、効果の違いについて、解説していきたいと思います。

味・においが良くて、飲みやすいのは?

飲みやすさ大麦若葉の勝ち!

ケールは、ニオイや味に青臭さがあることで有名です。一方、大麦若葉はクセがなく、飲みやすいと万人に好まれる味と言えます。ただし、同じ大麦若葉でも、商品によって味はかなり違ってきます。

例えば、大麦若葉の青汁でも、ヤクルト「青汁のめぐり」などは、飲んだ後の青臭さが気になります。「良薬は口苦し」という言葉があるように、苦いほど身体には効果がある気がしてしまう人もいるようです。

初めて青汁を飲む場合、大麦若葉の方が飲みやすいと考えていいでしょう。

昔より飲みやすくなったケール青汁

20年ほど前、笑っていいとも!」の罰ゲームで使われていたのが、ケールの青汁でした。番組用の青汁だったようで、市販の青汁ではなかったようですが。恐らく、ケールの配分量を多くしていたのだと思います。

最近では、飲みやすさにも気を配った青汁が定着してきました。罰ゲーム級に苦い青汁を探す方が大変なほどです。

中でもファンケルの青汁は、ケールを原料に使いながら、飲みやすさにも挑戦した青汁です。

参考ファンケル「1食分のケール青汁」の購入レビュー

「大麦若葉」と「ケール」栄養価が高いのはどっち?

青汁を飲むからには、栄養価の高くて、健康に良いものを選びたいものです。それでは、大麦若葉とケールでは、どちらの方が栄養価が高いのでしょうか?

ですが、どちらも得意とする栄養素に違いがあるので、どちらが上とは一言では言えません。どちらの野菜の方が効果が高いか、目的別に紹介していきます。

野菜不足、風邪・病気予防!

栄養素大麦若葉ケール
ビタミンC2.12.43
β-カロテン761288

風邪予防に効果的なのは何と言ってもビタミンC。美肌や疲労回復、ストレス耐性など、効果は様々です。栄養価はケールの方がやや上ですが、大麦若葉にも含まれています。

もう1つは、体内でビタミンAに変わるβ-カロテン。鼻やのどの粘膜を健康に保つ働きがあり、免疫力を高める効果が期待できるため、風邪の予防には欠かせません。特に大麦若葉に豊富で、ケールの2倍以上含まれています。

「風邪予防」効果は、大麦若葉の勝ち!

風邪予防には、β-カロテンが豊富な大麦若葉の方が向いていると言えそうです。

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ダイエットは『引き分け』

名称大麦若葉ケール
食物繊維1.11.24
葉緑素 (クロロフィル)237.89
ポリフェノール0.040.027
低糖質0.20.567
低カロリー128.0

続いては、ダイエットに関連する栄養成分を比較してみます。

食物繊維

食物繊維は、日本人の近年の食事では特に不足し勝ちな栄養素です。麦や大豆製品に多く含まれています。

以前まではあまり役に立たない栄養素と考えられていましたが、実に様々な効果が認められています。ダイエット関連では、食後の血糖値や中性脂肪をおさえる効果が研究によって明らかになっています。

ケール、大麦若葉、どちらも食物繊維が豊富にふくまれており、気になるほどの差ではありません。

葉緑素(クロロフィル)

葉緑素は光エネルギーを吸収する天然色素で、名前のとおり緑色をしています。

様々な健康効果が確認されていますが、特にダイエット関連で注目すべきなのが、コレステロール値を下げる効果です。青汁の成分表に記載があることは少ないですが、特に大麦若葉に豊富で、ケールに比べて3倍もの量になります。

ポリフェノール

ポリフェノールは5000種類以上あると言われており、単純に含有量を比べることに大きな意味はないかもしれませんが、大麦若葉の方が高い値になっています。

ただし、ケールに含まれるポリフェノールの一種ケルセチン脂肪燃焼効果があります。運動前にケールの青汁を飲むことで脂肪燃焼の効率を上げられます。

大麦若葉に含まれるポリフェノールは、GIV、フェルラ酸という種類で、認知症アンチエイジングに効果があります。

低糖質・低カロリー

ダイエット目的で飲む場合、青汁の糖質とカロリーに気をつけたいものです。

ケール、大麦若葉、どちらも非常に低い値なので、ダイエットを行う上で支障はないでしょう。多少の差はありますが、商品によって変わる程度の差であると言えます。

「ダイエット」効果は引き分け!

ダイエット効果について結論を出すのは非常に困難でした。

ポリフェノールなど単純に含有量だけでは、判断が難しい項目も含めてしまったため、引き分けとしました。ダイエット向けの青汁には、ダイエットに特化した成分も多く、ビタミンやミネラルだけで判断しづらい点があります。

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便秘予防の効果

栄養素大麦若葉ケール
食物繊維1.241.1
マグネシウム4.812.78
カリウム96111

食物繊維

ダイエットにも登場した食物繊維ですが、どちらかというと整腸作用の方が有名かもしれません。トクホ認定商品では食物繊維による「おなかの調子をととのえる」効果が認められていますどちらも十分な食物繊維が含まれていますが、やや大麦若葉の方が多いようです。

カリウム

カリウムはカルシウムなどに比べると、そこまで有名ではありませんが、非常に有用なミネラルです。若干ケールに多く含まれる傾向にあります。青汁によっては含有量の表示がない商品も多いですが、ケールや大麦若葉を原料にしていれば含まれているはずです。

ダイエット効果に含めませんでしたが、「むくみ」解消にも役立つ栄養素です。カリウムには、むくみの要因の1つであるナトリウムの排泄を促す効果があります。ナトリウムは塩分で、近年の日本人の食事では摂りすぎる傾向にあります。

塩分の摂り過ぎが気になる人にも大切なミネラルです。

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マグネシウム

マグネシウムは、便通を良くする薬として使われるほどの成分です。過剰な摂取は下痢になりかねませんが、大麦若葉やケールほどの値であれば、心配するほどではありません。ケールの方がやや量は優勢ですが、大きな効果は期待できないかもしれません。

「便秘」予防効果は、ケールの勝ち!

便秘は、多くの要因によって起こるものです。1つの栄養サプリで簡単に改善をするのは難しいものですが、青汁のようにビタミン、ミネラルを豊富に摂ることで、体質の改善が期待できます。口コミでは、青汁による便秘の改善はよく聞く効能の1つです。

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肌荒れ、美容効果

不足すると肌に張りがなくなってくるビタミンA。βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。

栄養素大麦若葉ケール
βカロテン761288
ビタミンC2.12.43
1.250.438

βカロテン

βカロテンは、風邪予防でも紹介しましたが、必要な分だけ体内でビタミンAに変換されます。摂り過ぎの心配もいりません。

ビタミンAには、古い肌が新しい肌に生まれ変わるターンオーバーを促進する働きがありますので、美肌に関心のある人には欠かせません。

ビタミンAは、レバーやうなぎに非常に豊富に含まれていますが、なかなか日々の食事から摂るのも難しいと思いますので、青汁で手軽に摂れるのはありがたい存在です。βカロテンは、大麦若葉の方がケールの3倍ほど含まれています。

ビタミンC・鉄

ビタミンの王様ビタミンC。化粧品などではビタミンC誘導体として有名です。

ビタミンCには、何となく肌によさそうというイメージはあると思いますが、実際にビタミンCには美肌効果が期待できます。シミの元になるメラニン色素を抑制したり、美白効果も科学的に証明されています。鉄と一緒に摂ることで、ビタミンCの吸収力が上がります。

ビタミンCはややケールの方が多いですが、鉄は大麦若葉の方が3倍近くと、トータルでは大麦若葉の方がビタミンCの吸収力は上と考えられます。

また、鉄は生理の出血で消費しやすいので、女性には多めに摂取しておきたいミネラルの1つです。鉄分の欠乏は頭痛や貧血の原因につながります。ビタミンCと鉄は、どちらも普段の食事では不足しがちな栄養素です。

「美肌」効果は、大麦若葉の勝ち!

美肌効果は、トータルで考えると大麦若葉の方が有利と言えそうです。ただし、青汁には他にも多くの美肌成分があります。

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老化防止、アンチエイジング!

栄養素大麦若葉ケール
βカロテン761288
ビタミンE0.360.23
1.250.438
クロロフィル (葉緑素)237.89
SOD1620-

老化防止を意味するアンチエイジング。ここでは抗酸化作用に注目して、「βカロテン」「ビタミンE」「鉄」「クロロフィル」「SOD」の値を比較してみました。

肌をはじめとした人間の老化は、活性酵素が多くなりすぎることが原因であると考えられています。活性酵素をおさえる働きをするのが、上で上げた栄養素です。SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)と呼ばれる酵素にも、抗酸化作用があると言われていますが、SODは大麦若葉の大きな特徴の1つで、ケールでは検出されていないようです。

アンチエイジング効果は、大麦若葉の勝ち!

「抗酸化力」に影響する栄養素は、5項目においていずれも大麦若葉の方が上回っていました。文句なしで大麦若葉の勝ち!ですね。

 

総合比較

 飲みやすさ大麦若葉!
風邪・病気予防効果大麦若葉!
ダイエット効果引き分け!
便秘予防効果ケール!
肌荒れ、美容効果大麦若葉!
アンチエイジング効果大麦若葉!

6項目で栄養素を中心に、大麦若葉とケールの比較をしていきました。

結果、4項目は大麦若葉の優位であることが分かりました。原料で迷った場合、総合的には、大麦若葉の方がおすすめと言えそうです。

ただし、ケールの方が優れた栄養素がたくさんあるのも、見逃せません。ビタミンやミネラルは互いの吸収力を高めたりもするため、一概に単純な数値で比較が難しいところもあります。

それを考えると、大麦若葉とケールの良いとこどりをした青汁が理想なのかもしれません。

当初は「そんな青汁あるの?」と私も思いましたが、実はありました。こちらの記事で紹介しています。

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主な原料国産ケール100%

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