ドリンクタイプ初のトクホの青汁です。
リンゴ味が特徴の明治の青汁の「原料」「栄養成分」に注目して、「効果」や「飲みやすさ」について評価していきます。
目次
明治「カラダ実感 青汁」の製品情報
- 販売者:明治
- 主原料:大麦若葉末、甘藷若葉末(カンショワカバ)、ケール末
- 内容量:200ml
- 種類 :紙パック
200mlの紙パックタイプです。パッケージがリニューアルされて、よりさわやかな垢抜けたデザインになりました。
特徴
良い点
ストローを刺してすぐに飲める紙パックタイプの手軽さは大きいです。
朝の忙しい時でも寝る前の疲れているときでも、ぱっと飲みたいときに飲める利点は大きいです。1本100円から試せるので、粉末の青汁のように1ヶ月分飲みきらなくてはいけない、というプレッシャーもありません。
青汁入門者には、紙パックのドリンクタイプが最適でしょう。
栄養価ではなんとおいっても、ドリンクタイプでは初の「トクホの青汁」というのが特徴的です。
イマイチな点
リンゴ風味が前面にでた青汁なので、青汁らしさを求めている人には、物足りなさが残るでしょう。
栄養価的には、食物繊維は豊富ですが、それ以外の値はあまりぱっとしません。
効果
健康 3.0
ビタミン
トクホの青汁と認定されたのが、「難消化性デキストリン」という原料によるものです。
多くの健康食品に含まれているもので、栄養成分としては食物繊維になります。
日本人に不足しがちな食物繊維を豊富に摂ることができるので、大きな利点になります。
ですが、評価が難しいのが、せっかく国産原料の青汁を飲むのに添加された物質で、栄養価は補うという点です。
公開されている栄養価を見る限り、難消化性デキストリンによる食物繊維以外に良い数字がまったくありません。
難消化性デキストリンだけのサプリなども高額で販売されているので、100円で手軽に飲める点は評価してもいいかもしれません。
安全性
食品添加物として、安定剤(セルロース、カラギーナン)や香料が使用されています。
健康を悪くするほどの量ではないと思うのですが、香料はあえて必要かな?と疑問を感じてしまいます。
無添加で安全性の高い青汁の選び方
青汁は毎日飲むものなので、安全性には気を使いたいものです。大人よりも抵抗力の弱い子どもが飲むのであれば、より品質の高い青汁を選びましょう。 スーパーやAmazonなどで安売りしている青汁は、中国産原料 ...
ダイエット 3.0
糖質の高さが気になります。
市販の野菜ジュースに比べれば、低い水準ではありますが、ダイエット向けの青汁としてはやや気になる数値です。
カロリーも高めですが、ライバルの伊藤園「毎日1杯の青汁」に比べれば、ややマシな程度です。
難消化性デキストリンによって、食物繊維はかなり豊富に含まれていますが、ダイエット向けに特化した原料が含まれているわけではありません。
便秘 3.0
くりかえし紹介している難消化性デキストリンが、お腹の調子を整えてくれる働きが期待できそうです。
その他、マグネシウムやカリウムなど便秘に関連した栄養価は、確認できません。
よって、総合的には並といった評価です。
美容 2.5
美容効果も難消化性デキストリンによる食物繊維の他に、特徴的な値はありません。
原材料と栄養成分表
原材料
りんご果汁、ぶどう糖果糖液糖、難消化性デキストリン、野菜汁(ピーマン、アスパラガス、かぼちゃ、ブロッコリー、赤ピーマン、ほうれん草、小松菜、パセリ)、大麦若葉末、レモン果汁、抹茶、甘藷若葉末(カンショワカバマツ)、ケール末、安定剤(セルロース、カラギーナン)、グリセリン脂肪酸エステル、香料
原材料は法律によると、配合量の多い順に記載する決まりがあります。
「りんご果汁」や「難消化性デキストリン」の方が、青汁の原料より多く配合されていることになります。他社の青汁でも結構あるパターンではあります。
その他にも安定剤や香料、グリセリン脂肪酸エステルなど、添加物が山盛りな印象です。
添加物 = 健康に悪い
とはいいませんが、添加物を気にする人が飲むタイプの青汁ではありませんね。
商品名も「清涼飲料水」という記載で「青汁」とは表示されていないんですよね・・・。
特徴的なのが、甘藷(カンショ)若葉末という変わった青汁原料が使用されている点です。特にこれといって、味や栄養価に反映されている感じがないのが、残念ではありますが。
栄養成分
栄養成分名 | 値 |
---|---|
カロリー | 40 kcal |
タンパク質 | 0.2g |
糖質 | 7.9g |
食物繊維 | 5.2g |
カルシウム | - |
飲みやすさ
甘さ
りんご果汁による甘さが特徴的です。リンゴジュースのような甘さではありませんが、さわやかな味わいが期待できます。
甘すぎる味が苦手な人でも飲めると思うので、万人受けするタイプの味と言えるでしょう。
苦さ
まったく苦さや青臭さは感じません。
味に関する詳細は、次の記事も参考にしてみてください。
価格
- 定価 :100円
- 1杯あたり:100円
購入方法
スーパーやコンビニなどで買うことができますが、Amazonなどのネット通販では見かけません。
総合評価
明治の青汁は、200mlの紙パックタイプで、100円で手軽に買えるのが魅力です。
ライバルの伊藤園の青汁と比べても、リンゴ味が際立っていてしっかり住み分けが出来ている印象です。
どちらが好みか、飲み比べをしてみるのもいいでしょう。
個人的には、普段は粉末の青汁を飲んでいたのですが、最近は紙パックのドリンクタイプを続けて飲んできました。
私は写真を撮る関係で、グラスに移しかえて飲みましたが、普通はストローを刺すだけで飲める魅力は大きいと思います。
飲もうというときに「粉末から作らなきゃなー」と思うと、少し躊躇してしまうこともありますからね。
ですが、栄養価による健康効果はそこそこ良いかなーという程度かもしれません。
ダイエット、便秘、美容など本格的に効果を期待する場合には、青汁の濃度が高い本格派の青汁がオススメなのは、間違いありません。