青汁役立ちコラム

青汁の難消化性デキストリンとは?デキストリンとの違いも解説

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『難消化性デキストリン』

知らない人からすると、なんだか怖い雰囲気の名前に見えるかもしれません。

ですが、この成分は『無添加』を売りにしている青汁にも堂々と入っています。

「そもそも難消化性デキストリンって何者?」「何のために入っているの?」「危険?安全?」

そんな疑問に答えていきます。

難消化性デキストリンは、食物繊維をアップさせる成分

難消化性デキストリンは食物繊維を補うために作られた成分です。

難消化性デキストリンを青汁に加えることで、食物繊維の摂取量をアップすることができるため、多くの商品で配合されています。

また、熱や酸に強い特徴があり、青汁の他にもお茶やサプリなど様々な食品に使用されています。

食物繊維がなんで重要か?

それでは、なぜ難消化性デキストリン(食物繊維)は、多くの健康食品に加えられているのでしょうか?

食物繊維には、糖や脂肪の吸収をおさえたり脂肪を減らす効果が認められるなど、ダイエットの補助に効果的です。

また、おなかの調子を整える効果も期待できるため、便秘対策としても優秀なのです。

その他にもミネラルの吸収を良くするなどの効果が次々に明らかになってきています。

これらの効果は『トクホ』としても、国に効果を認められています。

昔は食物繊維は、不要な成分だと思われていたのですが、研究結果によって存在意義が見直されているのです。

 

青汁に難消化性デキストリンを入れる理由

食物繊維は、成人女性で平均して1日4gほど不足していると言われています。

青汁の種類によって異なりますが、残念ながら多くの青汁では食物繊維を1g以下しか摂ることができません。

青汁は全般的にビタミン、ミネラルなどの栄養価が豊富ですが、食物繊維に関しては不足量を補える量には達していません。

「難消化性デキストリンを加えることで、食物繊維を補う」ことが出来るのですね。

難消化性デキストリンは無味無臭なので、青汁の味に影響を与えることはない点も、使い勝手がよいのでしょう。

 

難消化性デキストリンに頼らず、食物繊維が非常に豊富な青汁もあります。

『サンスターの健康道場 粉末青汁』です。食物繊維は3.6gと圧倒的な量です。1日の足りない食物繊維をカバーすることができます。

難消化性デキストリンは添加物?安全?

難消化性デキストリンは、トウモロコシから生成される天然由来の成分です。

法律の定義上では、いわゆる食品添加物ではありません食品素材という扱いになります。

食品添加物に含まれるかどうかは、厚生労働省で定められた添加物のリストに含まれているかどうかで決定されます。

法律の解釈はともかく、「青汁の葉っぱ以外のもの」という意味では、添加物という捉え方もできます。

難消化性デキストリンは、1988年に商品化されて以来30年弱が経ちますが、健康上問題になるような報告は例がありません。

個人的には、難消化性デキストリンに使われるトウモロコシの多くが、アメリカ産であることに若干の不安があります。

アメリカ産のトウモロコシでも、遺伝子組み換えをしていない安全なものもあります。原産国と遺伝子組み換えの有無まで確認できると安心です。

飲み心地の影響

難消化性デキストリンは、食物繊維であると説明しました。

食物繊維というと「繊維」つまりスジをイメージされる人がいるかもしれません。

ですが、難消化性デキストリンは、実際には粉末として加工されます。

よって、難消化性デキストリンが青汁の飲み心地に悪影響を与えることはありません。

『難消化性デキストリン』と『デキストリン』の違いは?

難消化性デキストリンによく似た名称で「デキストリン」という成分もあります。

難消化性デキストリンとデキストリンは、目的も用途も全然ちがうものです。

難消化性デキストリンは、「食物繊維の補助」に使用されます。

一方、デキストリンは、「粉末と水を混ぜやすくする」目的で使用されます。

デキストリンは、加工の補助で使われるので、量はそれほど多くありません。

 

難消化性デキストリン入り青汁は、おすすめなのか?

結局のところ「難消化性デキストリン入りの青汁を選ぶべきなのか?」

まず、青汁の原料以外認めない。という青汁原理主義者にとっては、考えるまでもないことだと思います。

個人的には「難消化性デキストリン入り = 悪い」とは思いません。

難消化性デキストリン入りの青汁の最大のデメリットは、青汁本来の粉末量が減ってしまう点にあると考えています。

まず青汁の平均的な内容量は3gほどです。

仮に難消化性デキストリンに2g入れると、残り青汁の粉末量は1gとなってしまいます。

まとめると次のような内訳になります。※数値はあくまで例です。

  • 全体の内容量:3g
  • 難消化性デキストリン:2g
  • 青汁の原料:1g

これではせっかくの青汁の葉っぱの原料分が目減りしてしまうので、あまりオススメできません。

難消化性デキストリンの分、量がアップしている青汁を選ぶべき

上の例とは違って、青汁の量はそれほど減らすことなく、難消化性デキストリンの分をかさ増ししている青汁を選ぶべきです。

実は難消化性デキストリンは、単体でも粉末として販売されています。単体でもそれなりの値段がしますので、青汁とセットで購入できると考えるとコスパが良いといえます。

例えば、大正製薬の『ヘルスマネージ 大麦若葉青汁<難消化性デキストリン>』は、1回あたりの粉末量が6.8gと平均の2倍以上も入っています。

また、安全性の面でも難消化性デキストリンを作るのに使われているトウモロコシは、遺伝子組み換えをしていないものだけを使用しているそうです。野菜や豆類などが不足していて、食物繊維の不足を実感している人にとっては、大きな助けになります。

もちろん、食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルを総合的に摂ることができるのも青汁の魅力ですね。

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